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再婚 [物語]

加奈子27歳。
母方の農家に嫁いだ叔母の長男、従兄と再婚する。
従兄の最初の嫁は男二人(長男、次男)は残し、娘一人を連れて家を出た。

農家に嫁ぎ毎日の農作業、長男の嫁としての生活の中、29歳の時。
一人目の男の子を気づかないうちに(2か月)流産。その半年後、娘が生まれる。
叔母は、生気を吸い取られるという迷信の為写真を撮ることは許さず。
長女としての名前も決められるが一字嫌いな文字があり別の文字に変更してもらう。

長男、次男は妹の面倒をよく見てくれる子供達であった。

しかし夫は母と嫁の間に挟まれ、気の弱い性格の為賭け事に興じ、
家にお金を入れなくなる。
生活の為加奈子は着物などを質に入れてお金を工面する。
持っていた着物はすべて質流れとなってしまう。
そんな生活を変える為、夫は遠い親戚で旅館を経営している人を頼り、
夫婦で働かせてもらおうと長女のみ連れて、東京伊豆大島に行くことにする。

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転機 [物語]

昭和20年、第2次世界大戦、降伏にて終戦となる。
加奈子19歳の夏。
激動の1年が過ぎ、加奈子20歳。
戦争帰還兵と知人の紹介で結婚する。
しかし、戦争帰りの男性による性的暴力を受け、出血多量による左半身不随となり、
結婚生活は破綻し離婚する。

左半身不随の治療、療養生活を経て、徐々に快方に向かい、
寒い季節になると左半身が動かしにくくなることはあるが、
支障なく生活できるまでに回復する。

病が癒えたのち、実家を離れ、伝手を頼り、
知人が経営している大衆食堂で働くようになる。
社交的な彼女は店の看板娘となり、支払われる賃金は全て自分の為に使う。
ひいきの役者の舞台があれば観劇し、
既製服を着ることはなく、着物なども全て仕立てた。

自由を謳歌し何不自由ない生活を満喫していた。

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父との別れ [物語]

昭和18年、第二次世界大戦最中。
加奈子は軍需工場で奉仕作業に従事。
空襲がある度に防空壕に避難するという生活をしていた。

ある日。
父が車掌として乗っていた列車が空襲の爆撃に遭い大破。
運転士は避難するが、父は最後まで乗客の避難誘導に当たり逃げ遅れて殉職する。

加奈子、17歳の時、母についで父と両親を失うことになる。

尊敬していた父の死で継母、兄、弟妹の中、一人孤独感を味わうことになる。

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加奈子の生い立ち [物語]

加奈子は5人兄弟姉妹の長女として生まれる。

父は鉄道員、母は専業主婦。

母は病気がちで体が弱かった。
その為天理教を信心していた。

ある時、病に冒される。病名は子宮がん。
信心ゆえにひたすら祈り続け病院に行こうとはしなかった。
家族が気づいた時にはすでに末期の状態で手遅れと宣告される。

彼女が13歳の時、母は37歳でこの世を去った。

子供5人の世話を一人ですることはできず、父は後妻を貰う。

加奈子は継母には懐かず、弟妹達は懐き可愛がられる。

学校に行く前には、家の用事を片づけてから出かける。
それをしなければ学校のかばん、教科書などをすべて捨てられてしまうからだった。

勝気な性格の彼女は継母と折り合うことはなく成長していく。
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はじめに [日記、雑感]

母に聞かされて覚えていること。私の記憶にある事柄など、
少しずつ記述していこうと考えています。

登場人物は全て仮名です。
実在の方々とはなんの関係もありません。

事実確認をしている訳ではないので詳細は違っているかもしれません。
そこは記憶を思い出しながら書いているということを承知しておいてください。

異論反論は原則受け付けませんのであしからず。
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